この記事では愛知県の「名古屋」から北海道の「札幌」まで公共交通機関を利用して行く場合に、それぞれの移動手段を比較して、なるべく安く行ける方法を紹介します。
なお今回紹介する料金や移動時間はあくまでも目安程度に考えてください。
料金については時期や曜日によって変動があるため、正確な情報は事前に調べておくことをお勧めします。
名古屋から札幌まで一番安く行けるのは
名古屋から札幌まで最も安く行く方法は「太平洋フェリー+電車」で行く方法となりました。
ただ飛行機+電車で行く方法も同じくらい安い上に、時間は比較にならないくらい早いため、最もおすすめな方法は飛行機になります。
ではそれぞれの移動手段で名古屋から札幌まで行った場合の所要時間と料金について詳しい情報をまとめていきます。
電車で行く方法
新幹線「のぞみ」+「はやぶさ」+特急「北斗」
料金:約3万3500円~
東海道新幹線(名古屋~東京):約1万円~(EX早得28)、約1時間40分~
東北新幹線(東京~新函館北斗):約1万7000円~(お先にトクだ値)、約4時間~
特急「北斗」(新函館北斗~札幌):約6500円~(お先にトクだ値)、約3時間30分~
名古屋から札幌まで新幹線と特急で行く方法。
電車で名古屋から北海道へ行く事は殆ど無いと思いますが、何かの理由で飛行機が使えない場合にはこの方法になると思います。
早割を使っても片道3万円越え+9時間以上という事で、料金が高い上に時間もかかるため、基本的には飛行機がおすすめです。
18きっぷ+北海道新幹線オプション券
料金:約1万円(18きっぷ3日分+北海道新幹線オプション券)+宿泊費(2日分)
JRの普通・快速列車と一部区間のみ私鉄、新幹線を利用し行く方法。
18きっぷの北海道新幹線オプション券を使うことで、青函トンネル区間は新幹線、木古内から五稜郭間のいさりび鉄道をかなりお得に乗ることが可能になります。
オプション券がお得なのは間違いありませんが、名古屋~札幌となると3日がかりの移動となります。
料金は18きっぷ3日分+オプション券で約1万円になり、これに加えて2日分の宿泊費という事になります。
仮にカプセルホテルで泊まっても2泊で少なくとも6000円はかかってくるため、合計で1万6000円~となります。
それなりに安いとは言えますが、3日がかりという事を考えると、コスパは全然良くないです。
新幹線「はやぶさ」+特急「北斗」+18きっぷ
料金:約2万6000円~
18きっぷ(名古屋~東京):約2500円~、約6時間40分~
東北新幹線(東京~新函館北斗):約1万7000円~(お先にトクだ値)、約4時間~
特急「北斗」(新函館北斗~札幌):約6500円~(お先にトクだ値)、約3時間30分~
名古屋から札幌まで新幹線、特急、18きっぷで行く方法。
先ほど紹介した新幹線+特急で行く場合の、名古屋~東京間を18きっぷに置き換えたパターンです。
1日以内で行く事が可能で、料金も新幹線と特急のみで行った場合と比べても7000円以上は安くなります。
高速バスで行く場合
高速バス(乗り換え2回)+フェリー「青函フェリー」
料金:約1万5000円~
高速バス(名古屋~東京):約3000円~、約6時間~
高速バス(東京~青森):約5500円~、約11時間~
フェリー(青森~函館):2200円、約4時間~
高速バス(函館~札幌):約4500円~、約6時間~
乗り換えや待ち時間などの合計:約5時間~
主に高速バスを乗り継いで行き、青森~函館間はフェリーを利用する方法。
名古屋を昼~夕方頃に出発する高速バスに乗った場合、夜に東京へ到着し夜行バスで青森へ。午前中に青森を出発しフェリーで函館へ行き、午後に函館を高速バスで出発して夜に札幌へ到着といった感じになります。
18きっぷで行った場合と比べても宿泊費を考えると、料金はこちらの方が安いですし、所要時間もかなり短いため、コスパを考えるならこちらの方が良いです。
ただ夜行バス+長時間移動となるため、体力的にはかなりきついです。
高速バス+18きっぷ+フェリー「青函フェリー」
料金:約9200円~
高速バス(名古屋~東京):約2000円~、約6時間~
18きっぷ(東京~青森):約2500円(1日分)、約16時間~
フェリー(青森~函館):2200円、約4時間~
18きっぷ(函館~札幌):約2500円(1日分)、約9時間~
待ち時間や乗り換え時間の合計:約6時間~
こちらは非常に体力的につらい移動になるため、お勧めはできませんが安ければ1万円ほどで北海道まで行く事が可能です。
というのも、まず夜行バスで東京まで行き、その後は18きっぷで東京から青森の長距離移動、そして深夜にフェリーに乗って函館へ。
しかしフェリーの到着が午前3時頃になるため、電車の始発まで何とかして時間をつぶして、それから再び18きっぷを使用して札幌へ行くという感じになります。
長距離フェリーで行く場合
太平洋フェリー+電車
料金:約7700円~
フェリー(名古屋~苫小牧):約6000円~(早割利用)、約40時間~
電車(苫小牧~札幌):約1700円、約1時間~
飛行機で行く場合
飛行機(中部国際空港~新千歳空港)+電車
料金:約8200円~
電車(名古屋~中部国際空港):約1000円~、約40分~
飛行機(中部国際空港~札幌空港):約6000円~、約1時間50分~
電車(新千歳空港~札幌駅):約1200円~、約40分~
空港での待ち時間、その他乗り換え時間など:約1時間~
名古屋から飛行機と電車を利用して札幌へ行く方法。
名古屋から新千歳は多くのLCCが運行していて、他の移動方法と比較してもダントツでコスパが良いため、基本的には飛行機で行く事がお勧めです。
LCCほど安くは無いですが、ANAやJALでも早割を使えば1万円ほどでになるため、十分安いです。
まとめ
新幹線「のぞみ」+「はやぶさ」+特急「北斗」 | 約3万3500円〜 | 約9時間10分~ |
18きっぷ(3日分)+北海道オプション券 | 約1万円+宿泊費(2泊分) | 約2日半~ |
18きっぷ+新幹線「はやぶさ」+特急「北斗」 | 約2万6000円~ | 約14時間~ |
高速バス(乗り換え2回)+青函フェリー | 約1万5000円~ | 約1日半(約32時間)~ |
高速バス+18きっぷ(2日分)+青函フェリー | 約9200円~ | 約2日半(約41時間)~ |
太平洋フェリー+電車 | 約7700円~ | 約2日半(約41時間)~ |
飛行機(中部国際~新千歳)+電車 | 約8200円~ | 約4時間10分~ |
- 1位|太平洋フェリー+電車
- 2位|飛行機+電車
- 3位|高速バス+18きっぷ+青函フェリー
名古屋から札幌への移動手段を比較した結果はこのようになりました。
1位は太平洋フェリー+電車。
太平洋フェリーは早割を利用すれば、2等客室や各種寝台については半額になるため格安で移動する事が出来ます。
ただかなりの時間がかかってしまうため、コスパを考えると良くは無いです。
次いで飛行機+電車で行った場合です。
基本的にはこちらが最もおすすめの方法で、LCCの種類も多いですし予約も取りやすいと思います。
時間もダントツで早く行けますし、新幹線を使った場合と比べても比較にならないくらいコスパは良いです。
では名古屋から札幌までの移動手段の比較については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!