この記事では愛知県の「名古屋」から和歌山県の「白浜」まで公共交通機関を利用して行く場合に、それぞれの移動手段を比較して、なるべく安く行ける方法を紹介します。
なお今回紹介する料金や移動時間はあくまでも目安程度に考えてください。
料金については時期や曜日によって変動があるため、正確な情報は事前に調べておくことをお勧めします。
名古屋から白浜まで一番安く行けるのは
名古屋から白浜まで最も安く行く方法は「18きっぷ」で行く方法となりました。
ただJRが発売しているお得なフリーきっぷの「南紀・熊野古道フリーきっぷ」もかなり安く移動する事ができコスパは非常に良いです。
ではそれぞれの移動手段で名古屋から白浜まで行った場合の所要時間と料金について詳しい情報をまとめていきます。
電車で行く方法
新幹線「のぞみ」+JR特急「くろしお」
料金:約1万2000円~(割引時 約1万円~)
新幹線「のぞみ」(名古屋~新大阪):約1時間~、約6000円~
JR特急「くろしお」(新大阪~白浜):2時間50分~、約6000円~
乗り換え時間にもよりますが、4時間ほどで白浜まで行く事が出来ます。
また新幹線は15分ほど遅くなりますが「のぞみ」を「こだま」に変更し、特急「くろしお」はWEB早特14を利用する事で合計2000円ほど安くなります。
約1万円、約4時間~となると、コスパは良い移動手段となります。
JR特急「南紀」+JR
料金:約9000円~
特急「南紀」(名古屋~紀伊勝浦):約4時間~、約7500円~
JR(紀伊勝浦~白浜):2時間~、約1500円~
乗り換えが紀伊勝浦での1回のみとなるため、移動は楽です。
そして、JRが発売している「南紀・熊野古道フリーきっぷ(中辺路コース)」(約1万円〜)の利用もおすすめです。
こちらは3日間のフリーきっぷとなっていて、名古屋〜紀伊勝浦までの往復券と、熊野市駅~紀伊勝浦間のJRや、新宮駅や紀伊勝浦駅から乗れるバスなど、特定の範囲に設定されているフリー区間のJRとバスが乗り降り自由となっています。
白浜へ行く場合は電車やバスのフリー区間乗り放題は使わないと思いますが、それでも特急「南紀」の往復だけで考えてもかなり安くなり、実質片道の料金が約6500円~となります。
近鉄特急「ひのとり」+電車+JR特急「くろしお」
料金:約1万円~
近鉄特急「ひのとり」(名古屋~大阪難波):約2時間10分~、約5000円~
電車(なんば~新大阪):15分~、約300円~
JR特急「くろしお」(新大阪~白浜):約2時間20分~、約5000円~
特急「南紀」を利用して三重側から行くよりは早く移動できます。
ただ特急を2回使うためどうしても料金は高くなります。
特急「ひのとり」で行くよりも新幹線の「こだま」を利用した方がコスパは断然良いため、コスパだけで考えるならこの方法は殆ど使わないと思います。
近鉄+JR
料金:約5900円~
名古屋から高田(奈良県)まで近鉄、高田かJRの和歌山線、きのくに線で白浜まで行く方法。
この方法は時間もかかりますし、料金もそこまで安くないため特にメリットはありません。
JRのみ(快速みえ利用・三重経由)
料金:約6100円~
JRの「快速みえ」と紀勢本線、きのくに線を利用して白浜まで行く方法。
ただこの所要時間は乗り換え時間がかなりうまくかみ合った場合の時間となっていて、基本的にはこれより時間がかかる可能性が高いです。
メリットで言えば、多気発で新宮行、新宮発で紀伊田辺行に乗ることが出来れば2回の乗り換えで行けるためその点は楽です。
JRのみ(大阪経由)・18きっぷ
料金:約6400円~(18きっぷ利用時:約2500円(1日分))
JRの東海道線、琵琶湖線、紀州路快速、きのくに線などを利用して大阪経由で白浜まで行く方法。
こちらの方法は18きっぷが利用できるため、18きっぷ期間なら最安の手段になります。
名古屋から和歌山までは電車の本数も多く、快速列車も多いためそれなりに早く移動できます。
和歌山からはきのくに線になりますが、反対側の三重経由のルートと比べると本数は多めです。
高速バスで行く方法
高速バス(乗り換え1回)
料金:約5300円~
高速バス(名古屋~大阪):約3時間~、約2000円~
高速バス(大阪~白浜):約3時間~、約3300円~
乗り換え待ち時間など:約1時間~
大阪で一度、高速バスを乗り換えて白浜まで行きます。
電車と比べるとわずかですが、安くコスパ良く移動する事が出来ます。
18きっぷ期間外なら、安く移動する手段の筆頭にはなってくると思います。
まとめ
新幹線「のぞみ」+特急「くろしお」 (こだま+割引利用時) |
約1万2000円〜 (約1万円~) |
約3時間50分~ |
特急「南紀」+電車 (フリーきっぷ利用時) |
約9000円~ (実質約6500円~) |
約6時間~ |
近鉄特急「ひのとり」+特急「くろしお」 (くろしお早割利用時) |
約1万1000円~ (約1万円~) |
約4時間50分~ |
近鉄+JR | 約5900円~ | 約9時間10分~ |
JR(三重経由・快速みえ利用) | 約6100円~ | 約8時間~ |
JR(大阪経由) (18きっぷ利用時) |
約6400円~ (約2500円(1日分)) |
約7時間~ |
高速バス(乗り換え1回) | 約5300円〜 |
約7時間~ |
- 1位|18きっぷ
- 2位|高速バス(乗り換え1回)
- 3位|近鉄+JR
名古屋から白浜への移動手段を比較した結果はこのようになりました。
最も安かったのは18きっぷで他よりも他よりも3000円ほど安い結果になりました。
18きっぷ期間外だと高速バスが最安となります。
その後は普通電車で行く方法が続きますが、どれもコスパは似たり寄ったりなので大差はありません。
電車で行く場合は、熊野古道フリーきっぷを利用して特急「南紀」を利用した方法がコスパはかなり良いためお勧めです。
なるべく早く行きたい場合は「こだま」+「くろしお」の組み合わせが良いと思います。
では名古屋から白浜までの移動手段の比較については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!