青森県八戸市にある種差海岸(たねさしかいがん)は、海と芝生と岩場が混在する、ちょっと珍しい海岸線。
三陸ジオパークの北端でもあり、火山や大地の成り立ちを感じられる自然スポットです。
今回はこの種差海岸を端から端までしっかり歩いて約2時間半、春のゴールデンウィークに訪れて感じたことをまとめました。
混雑具合、持ち物、アクセス方法なども含めて、これから訪れる人の参考になればうれしいです。
歩いてわかった、種差海岸の所要時間と見どころ
観光ルートとしては、以下のような地形の変化を楽しみながら歩けます。
主な見どころ | 特徴 |
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種差海岸インフォメーションセンター | 観光案内や展示が充実、トイレやベンチもあり |
種差天然芝生地 | 広々とした芝生エリア、ピクニックにも◎ |
岩場エリア | ごつごつした火山岩、ジオパークらしさ満載 |
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歩行距離の目安:片道約3km(往復6km程度)
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所要時間:ゆっくり歩いて約2時間半
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立ち止まって写真を撮ったり、休憩したりしながらでも、無理のないペース
芝生や展望台はもちろん、途中の小道から見える太平洋の風景がとにかく気持ちよくて、自然の力を感じながら歩けました。
あってよかった・あればよかった持ち物リスト
訪問したのは5月の連休。
日差しはそれほど強くありませんでしたが、風がかなり強くて、砂が舞うこともありました。
そこで活躍したもの、持っていけばよかったものをまとめます。
◎ 持って行ってよかったもの
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飲み物(自販機は少なめ)
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歩きやすい靴(岩場や芝生の移動が多い)
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軽食やおやつ(ベンチで一休みしながら)
△ あればよかったもの
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サングラス:風に乗って砂が飛んでくることがあり、目を保護したかった
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防風ジャケット:風で体温を奪われがち。春や秋は特にあると安心
風が強い場所なので、「海だから暖かいだろう」という思い込みはやや危険。
防風・防砂を意識した装備があると快適です。
アクセス方法と駐車場事情
アクセス方法(今回は自家用車で訪問)
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車がおすすめ:自由に移動できて、各ポイントに立ち寄りやすい
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電車・バスも可:最寄りは「JR種差海岸駅」だが、本数が限られているため注意
駐車場情報
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無料駐車場が点在
→ インフォメーションセンター前、天然芝生地付近など、複数あり -
GWの午前中でも空きあり
→ 都市部の観光地に比べて、混雑は少なめ
車での移動が苦でなければ、各所を分けて車で回る方法もおすすめです。
特に歩く時間が限られている方には便利なプランです。
ゴールデンウィークでも混雑は控えめ
訪れたのはGW中の午前中。
全国的には混雑が予想される時期ですが、種差海岸は人が少なく、快適に歩ける状況でした。
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展望台や芝生もゆったりと楽しめる
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駐車場にも余裕あり
もしかすると「混雑する場所」と思って敬遠されがちなのかもしれませんが、実際には穴場的な静けさを楽しめる場所です。
地質と植物の宝庫、自然観察が楽しい場所
種差海岸は、自然の魅力が一つにまとまっているような場所です。
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火山活動で形成された岩場
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種類豊富な海岸植物や芝生
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波音と風が作る独特の空気感
案内板や解説も丁寧なので、専門知識がなくても「なんとなくすごい」がわかるのが良いところ。
地球の歴史に触れているような感覚を味わえるのは、ジオパークならではの体験です。
まとめ
2時間半かけてじっくり歩いた種差海岸の魅力は、「静かさ」「自然の豊かさ」「歩きやすさ」のバランスにありました。
アクセスも良く、駐車場も無料。GW中でも人が少ないという意外性も嬉しいポイント。
訪れるなら以下の点を意識すると、より快適に楽しめるはずです。
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歩きやすい服装と靴
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サングラスなど風・砂対策グッズ
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休憩用の飲み物や軽食
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車でのアクセス計画(駐車場あり)
自然とゆっくり向き合いたい人、混雑を避けて旅をしたい人には、かなりおすすめのスポットです。
ぜひ、風の中を歩く気持ちよさを体感してみてください。