モデルコース紹介
スタートは金沢駅がおすすめ
金沢市内は主要観光スポットがコンパクトにまとまっており、アクセスが良いことが特徴です。
特に、金沢旅行で初めて訪れる方には「ひがし茶屋街」と「兼六園」を中心としたモデルコースが人気です。
このコースでは、歴史や自然、そして文化を存分に楽しむことができ、1日観光にも最適です。
1日のモデルコースは約6〜7時間を予定すると充実した観光が楽しめます。
スタート地点としては、多くの場合、観光の玄関口である金沢駅がおすすめ。
まずは金沢駅のシンボル「鼓門」を観光し、鼓門ライトアップがある時間帯に訪れるのも特別感を味わえます。
モデルコースの一例
| 金沢駅周辺 | 30分～ |
| ひがし茶屋街 | 1時間30分～ |
| 近江町市場 | 1時間～ |
| 兼六園 | 1時間30分～ |
| 金沢城公園 | 1時間～ |
こちらはあくまで1つの例ですが、午前中に金沢駅をスタートして、ひがし茶屋街を観光した後に近江町市場で昼食。
そのご兼六園、金沢城公園を観光するというコースになっています。
移動時間も含めて1日で観光できるコースです。
ひがし茶屋街
その後、周遊バスなどを利用してひがし茶屋街へ向かいます。
ひがし茶屋街では、昔ながらの茶屋文化が色濃く残る町並みを散策し、重要文化財に指定される「志摩」などの見どころを訪れましょう。
このエリアの散策にはおよそ1時間から1時間半を予定すると良いでしょう。
近江町市場
昼食を挟むなら、金沢市民の台所として親しまれる近江町市場がおすすめ。
新鮮な海鮮丼や金沢ならではの地元グルメを堪能できます。
兼六園
その後、有名な日本庭園である兼六園へ移動します。
四季折々の美しさを誇る兼六園では、歴史を感じながら自然を満喫できます。
こちらでは約1時間半の滞在が目安となります。
金沢城公園
さらに、兼六園に隣接する金沢城公園も訪れるのがおすすめです。
金沢の歴史を深く知ることができるスポットで、兼六園とのセット巡りは効率的で人気があります。
この公園を含めた散策時間を約1時間と計画すると、無理のない旅程に収まるでしょう。
ひがし茶屋街の魅力と楽しみ方
茶屋文化を感じる歴史的な街並み
石川県金沢市に位置するひがし茶屋街は、江戸時代からの「茶屋文化」を今に伝える重要伝統的建造物群保存地区です。
このエリアは、格式高い茶屋建築が立ち並び、まるでタイムスリップしたような懐かしい雰囲気を味わえます。
日本特有の木造建築が軒を連ねる光景は、金沢旅行で欠かせないフォトスポットでもあります。
ひがし茶屋街は観光客にも人気があり、日中は多くの人々が訪れて賑わいますが、夜になると人影が少なく静かな雰囲気に変わります。
季節ごとに異なる表情を見せ、特に雪景色は独特の美しさを引き立てます。
おすすめの散策ルートと所要時間
ひがし茶屋街へのアクセスは非常に便利で、金沢駅から約2kmの距離に位置し、徒歩でも約30分で訪れることができます。
効率よく観光するためには、金沢駅からバスを利用するのもおすすめです。
散策ルートとしては、まずひがし茶屋街の中心エリアからスタートし、重要文化財に指定されている「志摩」や金沢市指定保存建物である「懐華樓」を訪れてみてください。
その後、趣のある小道や町家をリノベーションしたショップを回りつつ、お茶や和菓子などを楽しむのも魅力のひとつです。
地元の工芸品や、金沢ならではの伝統に触れることができるお土産店も充実しています。
なお、茶屋街は保存地区内での食べ歩きが禁じられているため、購入したものは店内でいただくルールを守って観光しましょう。
兼六園の四季と楽しみ方
日本三名園の歴史と特色
兼六園は、金沢が誇る日本三名園のひとつであり、その美しい景観と歴史的な価値から多くの観光客を魅了しています。
江戸時代、加賀藩前田家が長年をかけて築き上げた大名庭園で、その名は「六勝」という庭園の理想をすべて兼ね備えていることに由来します。
庭園内には、椿や梅、松といった多種多様な植物が配されており、四季を通じて異なる風情を楽しめます。
また、霞ヶ池（かすみがいけ）や日本最古の噴水など、歴史的な要素を持つ見どころが多いです。
四季折々の魅力ある見どころ
兼六園の魅力は、季節ごとに変化する美しい景観にあります。
春には、霞ヶ池周辺を彩る満開の桜が圧巻で、多くの人が写真撮影に訪れます。
特に、庭園全体が桜色に染まる光景は、毎年多くの観光客を引きつけます。
夏には緑が濃くなり、庭園内を流れる小川や木陰が涼やかな雰囲気を作り出します。
また、秋には紅葉が見頃を迎え、特に雪吊りが施された松と紅葉のコントラストは金沢ならではの美景です。
さらに冬には、雪化粧をまとった兼六園の姿が一段と風情を増します。
伝統的な雪吊りは、雪の重みから木々を守るだけでなく、庭園の景観をさらに引き立てる要素となっています。
早朝の静かな時間帯に訪れると、雪に覆われた庭園内をゆっくりと散策できるのでおすすめ。
金沢城と歴史文化に触れる旅
金沢城公園での散策おすすめルート
金沢城公園は、広大な敷地に歴史的な建築物を残す、金沢旅行の定番観光スポットです。
金沢駅から徒歩やバスでアクセスしやすく、ひがし茶屋街からもそれほど遠くない位置にあります。
金沢城は加賀藩の政治と文化の中心地として機能してきた歴史を持ち、日本の城郭建築の美しい特徴を楽しむことができます。
おすすめの散策ルートとしては、石川門を入口にし、三十間長屋や菱櫓を見学した後に玉泉院丸庭園を訪れるコースがあります。
中でも石川門は白い漆喰が映えるシンボル的な存在で、旅行の記念写真スポットにも最適。
玉泉院丸庭園では落ち着いた雰囲気の中で季節の風景が堪能でき、隣接する兼六園との調和も楽しめます。
金沢グルメとショッピングの楽しみ方
近江町市場で味わう新鮮海鮮
近江町市場は「金沢市民の台所」として知られ、日本海の恵みを存分に味わえる場所です。
市場内には約170もの専門店と飲食店が並び、新鮮な海の幸や地元の加賀野菜を使った料理が楽しめます。
観光客に特に人気なのが、海鮮丼です。
色とりどりのネタが盛られた丼は、目でも舌でも満足できる一品です。市場は朝早くから営業しているので、朝食や早めの昼食に訪れるのもおすすめです。
ひがし茶屋街近くの伝統工芸品ショップ
ひがし茶屋街周辺には、金沢の伝統文化が息づく工芸品ショップが多数点在しています。
金沢箔や加賀友禅、九谷焼など、美しい伝統品を直接手に取ることができるお店も多く、見ているだけでも楽しめるエリアです。
また、職人による制作実演を見られるショップもあり、ものづくりの奥深さを感じることができます。
地元の素材や技術を活かしたアクセサリーやインテリア雑貨は、観光のお土産としても喜ばれること間違いありません。
金沢らしいお土産選びのコツ
金沢旅行の締めくくりには、その土地ならではのお土産選びを楽しみましょう。
金沢では伝統工芸品や地元で愛されるスイーツが特に人気です。
例えば、金箔をあしらった珍しいスイーツや、日本酒、加賀野菜を使ったお菓子などが挙げられます。
また、ひがし茶屋街や近江町市場にはお土産店も多く、工芸品から食べ物まで幅広い選択肢があります。
購入する際には、その品物がどのような背景で作られているのかを知ると、旅の思い出もさらに深まると思います。
